3/19(火)6年生の皆さん、ご家族の皆さま、本日はご卒業おめでとうございました♬

 

3月19日、在校生代表の5年生と教職員、保護者や地域の皆さまに祝福されながら、59名の卒業生が、多少緊張しながらも晴れ晴れとした表情で卒業証書を受け取り、本校を巣立っていきました。

厳かな雰囲気の中にも、会場に集う人たちの心の通い合いが感じられる、ぬくもりのある卒業式でした。

優しくて、明るくて、人懐っこくて・・・でも、いざという時は頼りになるお兄ちゃん・お姉ちゃんの卒業生でした。

 さて、「恩送り」という言葉があります。「恩返し」は、どちらかというと恩を受けた相手に直接恩を返すことを意味しています。

しかし、「恩送り」は恩を受けた相手とは限りません。恩を別の誰かに送るのです。その誰かが、また別の誰かに送ります。そうやってみんながつながっていくことを意味しています。

 毎年3月になると、この「恩送り」という言葉を思い出します。卒業式の全体練習などを通して、6年生から5年生へと最上級生としての心構えが引き継がれていきます。

「いつも僕たちの前を走り続けてくれた6年生。頼りになる6年生は、僕たちの支えでした。」「私たちに残してくれた、たくさんの思い出と優しさを忘れません。」「私たちは6年生が卒業した後の萩荘小の伝統をしっかりと受け継ぎます。」など・・・

こんな言葉の中に、私は「恩送り」の心を感じるのです。6年生から受けた恩を、今度は自分たちが引き継いで、下の学年に送っていきたいという健気な思いが表れているのではないでしょうか。

もちろん5年生ばかりではありません。上級生がよくしてくれたことを下級生にする。そのような「つながり」が、学校のよき伝統とか風土を形成していくのではないかと思っています。

 昨日の修了式、そして、今日の卒業式も萩小っ子達は、元気に、そして立派に今年度を終えました。(3月25日(金)は、離任式があります。)

保護者の皆様には、本校の教育活動に対しまして様々なご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。お陰様で今年度は、ほぼ当初の予定通りに教育活動を行うことができました。

学校評価の一環として実施しました「保護者アンケート」の結果、例年にも増して保護者の皆様から思いのほか高い評価をいただくこともできました。この評価に慢心することなく、皆様のご期待に応えられるよう萩荘小学校の教職員一同、新年度に向けてしっかりと準備をしていきたいと思います。

六年間、誠にありがとうございました。(春休みの生活を事故やケガ等の無いよう、よろしくお願いします。)