5年「宿泊研修」~番外編~

先週末、1泊2日の宿泊研修を無事に終え、5年生が元気に帰ってきました。(バス遅延のトラブルはありましたが・・・)今日は、解団式が行われます。

2011年(平成23年)3月11日14時46分、東日本大震災が発生しました。その際の大津波の直撃により、東日本や岩手県の沿岸部、そして、陸前高田市の沿岸地域が、一瞬で美しい自然や街並みの姿を一変させました。

昨年、新しく完成した岩手県立野外活動センターが現在建っている場所には、かつて広田幼稚園、広田中学校、広田水産高校がありました。20年以上前になりますが、私は広田中学校に6年間務め、陸前高田市には12年間お世話になりました。お世話になった町が、かけがえのない命が、そして、たくさんの思い出をあの日、失ってしまいました。

結団式の日、5年生の子ども達にはこのことを話しました。真剣に話を聞いてくれました。昨年も一昨年もお話しました。私たち大人は、子ども達に東日本大震災津波の記憶を風化させることなく、東日本大震災津波を体験していない世代やこれから生まれてくる子どもたちにも、あの日の悲しみと教訓を伝承していく必要があります。そして、自然災害はいつでもどこでも誰にでも起こりうることを理解させて、「自分の命は自分で守る」そういう萩小っ子を育てていかなければと考えています。

課題もあったようですが、実り多き研修になった5年生。今後の更なる成長に期待したいと思います。